国家統計局:中国購買マネージャー指数は4月に引き続き下落した。

2022年4月30日、国家統計局サービス業調査センターと中国物流と購買連合会は中国購買マネージャー指数を発表した。これに対し、国家統計局サービス業調査センターの趙慶河高級統計師が解読した。

4月、製造業購買マネージャ指数、非製造業ビジネス活動指数、総合PMI産出指数はそれぞれ47.4%、41.9%、42.7%で、先月2.1、6.5、6.1ポイントを下回り、企業の生産経営活動は減速し、景気水準は引き続き下落した。

一、製造業購買マネージャー指数が引き続き下がる

4月の製造業PMIは47.4%に下がり、製造業の景気水準は連続的に低下した。

(一)生産需要の両端の減少幅が大きくなる。今回の公共衛生事件は点が多く、面が広く、頻発し、一部の企業は減産して生産を停止した。生産指数と新規受注指数はそれぞれ44.4%と42.6%で、先月より5.1ポイントと6.2ポイント低下し、企業生産は明らかに低下し、市場需要は引き続き低下している。同時に、今月のサプライヤー配送時間指数は引き続き低下し、製品在庫指数は近年の高点に上昇し、多くの企業は物流輸送の困難が増大し、主要原材料と肝心な部品の供給が困難になり、製品の販売が滞り、在庫が蓄積するなどの状況を反映し、上下流の関連企業の生産経営はいずれも大きな影響を受けている。

(二)価格指数の高位変動。主な原材料購入価格指数と出荷価格指数はそれぞれ64.2%と54.4%で、先月の1.9と2.3ポイントを下回り、最近の高い運行レベルを維持している。業界の状況から見ると、石油石炭及びその他の燃料加工、黒色金属製錬及び圧延加工、有色金属製錬及び圧延加工などの上流業界の主要原材料購入価格指数と出荷価格指数はそれぞれ70.0%と60.0%を超え、関連業界の原材料購入と製品販売価格は引き続き高位運行を続け、中下流業界のコスト圧力は絶えず増加している。

(三)一部の業界の運行は相対的に安定している。製造業の景気水準は引き続き下がっているが、一部の業界の運行は全体的に安定しており、その中で基本的な民生を保障する農副食品加工、食品と酒飲料精製茶、および非金属鉱物製品、鉄道船舶航空宇宙設備などの業界PMIはいずれも臨界点を上回り、生産経営活動の予想指数は55.0%以上の高い景気区間にある。

二、非製造業のビジネス活動指数は引き続き下落している

4月の非製造業ビジネス活動指数は41.9%で、先月の6.5ポイントを下回り、非製造業経営活動は全体的に減速し続けた。

(一)サービス業の景気水準の下落幅が増加した。公共衛生事件の深刻な衝撃を受け、サービス業のビジネス活動指数は先月6.7ポイントを下回り、40.0%に下がり、2カ月連続で明らかに下落し、サービス業全体が弱体化した。業界の状況から見ると、調査した21の業界のうち19の業界が収縮区間に位置し、そのうち航空輸送、宿泊、飲食、生態保護、公共施設管理などの接触性集積性業界のビジネス活動指数は依然として低位収縮区間にある。卸売、郵便、金融などの業界は収縮区間に下がり、業務総量は上昇から下落した。しかし、電信放送テレビと衛星伝送サービス、インターネットソフトウェアと情報技術サービスのビジネス活動指数は引き続き拡張区間に位置し、業務総量は成長を維持し、経済社会の安定した秩序ある運行を保障している。

(二)建築業は拡張を維持する。建築業のビジネス活動指数は52.7%で、先月の5.4ポイントを下回り、拡張区間にある。このうち、土木工事建築業のビジネス活動指数は61.0%で、2カ月連続で高位景気区間に位置し、新注文指数は52.3%で、拡張の動きが続いており、一部の重大なインフラ建設が適度に先行するにつれて、土木工事建築業は比較的速い施工進度を維持し、経済社会の回復と発展に一定の支持作用を果たしていることを示している。

三、総合PMI産出指数は引き続き収縮する

4月の総合PMI産出指数は42.7%で、先月6.1ポイントを下回り、中国企業の生産経営景気が低下したことを示した。総合PMI産出指数を構成する製造業生産指数と非製造業ビジネス活動指数はそれぞれ44.4%と41.9%であった。

しかし、中国経済が長期にわたって良好な基本面に向かって変化していないことを見なければならない。特に最近、関係部門は公共衛生事件の予防・コントロールと物流の円滑な供給をさらに統一的に計画し、企業の救済などの各政策に力を入れ、市場主体の自信を安定させるのに有利である。4月の製造業生産経営活動予想指数と非製造業業務活動予想指数はいずれも景気区間を維持した。公共衛生事件の有効なコントロールと政策効果が現れるにつれて、企業の予想は徐々に改善される見込みだ。